国連総会は17日、国連創設60周年にあたる来年、ニューヨークの国連本部で開く加盟各国による特別首脳会議(サミット)の日程を、9月14日から16日までの3日間と決めた。
貧困撲滅や国連強化といった目標を掲げて00年のミレニアムサミットで採択された「ミレニアム宣言」の実施状況の検討が主眼だが、日本などの関心が高い、安全保障理事会の拡大といった国連の機構改革についても、アナン国連事務総長をはじめ、加盟各国はサミットまでに議論をまとめる意向を示している。
ミレニアム宣言では国家の主権の壁を前に議論にすら踏み込めなかった「人道的介入」などの課題についても、アナン事務総長が設置した「ハイレベル諮問委員会」が今月出した最終答申で踏み込んでいることもあり、サミットをめどに議論が加速することになる。
(12/18 13:33)
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